アルファード
価格 | 335.4万円 〜 1578.5 万円 |
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排気量 | 2,493 〜 3,456cc |
カタログ燃費 | 10.4 〜 19.4km/l |
定員 | 7 〜 8人 |
スライドドア | ノーマル〜電動スライドドア リア両側 |
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メーカーサイト | http://toyota.jp/alphard/ |
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3代目アルファード
トヨタのアルファードは9人乗りハイエースワゴンの後継モデルであるグランビアを元とするモデルで、トヨタで一番豪華な装備を持つ大型ミニバンです。初代モデルは2002年に作られ、今回で3代目モデルとなります。
3代目は2015年2月に発売され先代同様に堂々たる大型ボディに大排気量エンジンを搭載して大型ミニバンとして作られましたが、今回は先代モデルのものを引き継がずほとんどのものを新設計としています。
このモデルチェンジで大きな変化となったのが2.5リッターエンジンの採用でしょう。先代までは2.4リッターエンジンを搭載していましたが、ハイブリッドモデルも含めて2.4リッターエンジンから新しい世代の2.5リッターエンジンを搭載することとなりました。
3.5リッターエンジンモデルは先代モデルと全く同じエンジンを搭載しており、特に大きな変化はありません。これも仕方がないのかもしれません。大型ミニバンといっても重量税や自動車税の関係で販売に主力となっているのは2.5リッターエンジンモデルとハイブリッドモデルとなっているので、3.5リッターエンジンモデルは販売的には二の次となっています。
先代アルファードとの違い
先代アルファードは同じ大型ミニバンとして、先行して発売されていたエスティマのプラットフォームをそのまま使って作られていましたが、今回のモデルはこのモデルのためにプラットフォームを作り直し、まさのこのアルファードがこのプラットフォームを使う初めての車となったのです。このプラットフォームの特徴は、先代モデルより全長やホイールベースが長いことです。横風に弱いミニバンですので、ホイールベースが伸びたことによる直進安定性の向上は、かなりのメリットとして働きます。しかし、ホイールベースが伸びたということは小回りが利かなくなるということにつながってしまい、取り回しの悪さを助長させてしまうのですが、新型アルファードではステアリングの切り角が大きくなったせいか、先代モデルよりも最小回転半径が小さくなっているのでそういったことはなさそうです。そして今回のアルファードですが、リヤサスペンションにダブルウィッシュボーンを採用して初めて四輪独立懸架となりました。ダブルウィッシュボーンは、現在のサスペンションの中で乗り心地に関しても走行性能に関しても一番優れていると言われています。これによって高価な車の車格に見合った足回りを手に入れました。しかし、スペースの関係でストロークの短いものとなってしまい、このあたりをセッティングでどう処理しているのかが気になるところです。
新型アルファードのグレード構成は新型モデルの割には複雑です。
ガソリンエンジンモデルには全部で9グレード、2.5リッターの標準グレードにX、HYBIRD Gと同じ装備のG、ドレスアップグレードのSとS Aパッケージ、S Cパッケージなどがあります。3.5リッターエンジンモデルは、標準グレードであるGFに最上級グレードであるExecutive Lounge、ドレスアップグレードのSAとSA Cパッケージなどとなっています。
先代アルファードでは、3.5リッターのV型6気筒NAエンジンと2.4リッター直列4気筒NAエンジン、2.4リッター直列4気筒ミラーサイクルNAエンジンとTHS-IIのハイブリッドシステムを搭載したモデルの三つのものがありましたが、新型アルファードも同じ構成となっています。同じといっても全く同じということではなく、2.4リッターエンジンの代わりに新世代エンジンの2.5リッターエンジンを搭載することで12psのパワーアップとなりました。
アルファードの燃費性能
新型アルファードは、パワーアップを果たしましたが一緒に燃費も向上しました。2.4リッターから排気量をアップさせた2.5リッターエンジンモデルはエンジンが新しい世代のエンジンとなり、可変バルブタイミング機構が吸気側・排気側ともに付いたことによって燃費は逆に向上し、先代モデルの10.8 km/Lに対し、最大で12.8km/Lという好成績を発揮することが出来るようになりました。3.5リッターエンジンモデルはエンジンが持ち越しとなっているので、燃費もそのまま9.5km/Lという数値になっています。
全体的に2km/Lほどの燃費向上を果たしましたが、アルファードのような大型ミニバンで燃費を極端に気にするのは、そもそも大型ミニバンを選ぶこと自体が間違いです。燃費が気になるのであればアルファードより、ノアやヴォクシーなどの方がいいでしょう。
アルファード とヴェルファイアの違い
アルファードにはヴェルファイアという兄弟車があります。アルファードはトヨペット店、ヴェルファイアはネッツ店で販売されているのですが、兄弟車ですので基本となるものは全く同じで、簡単に交換できるような外装パーツや内装パーツで差別化を図っています。
違いといえば、フロントバンパーやフロントフロントグリル、ヘッドライトアッセンブリーは定番ですので変更されています。そして今回はボンネットやフロントフェンダーパネルまで車種専用パーツを用いていており、Aピラーの付け根あたりからボンネットにつながる部分に車種オリジナルのデザインが与えられており、それに合わせるためにフェンダーパネルも独自のものが使われています。リヤ周りはリヤバンパーやリヤガーニッシュが専用パーツとなっており、リヤコンビネーションランプも同じデザインですが、ヴェルファイアの方はレンズがクリア化されています。これ以外のほかの部分に関してはほぼ同じと思っていいでしょう。
あと明確に違うのはグレード名ですが、グレード構成自体は同じものとなっています。
アルファード VS エルグランド
トヨタの大型ミニバンであるアルファードの最大のライバルといえば日産のエルグランドでしょう。
エルグランドの最新モデルは2010年のフルモデルチェンジで作られたモデルで、こちらもそろそろフルモデルチェンジが予想されています。それに先駆けてアルファードがフルモデルチェンジしたわけですが、そうするためにはかなりプレッシャーが強かったでしょう。自動車は後から発売した方が有利といわれているものですが、最大のライバルが後からフルモデルチェンジしてくることを考えると、相当力を入れて作らなければなりません。
日産は安全装備である自動ブレーキシステムに力を入れており、アルファードもそれに対抗することが出来るものを持っていなければなりません。発売されたアルファードを見ると、自動ブレーキシステムも日産のアラウンドビューモニターに対抗する装備も付けられています。ただトヨタにはハイブリッドシステムがありますので、燃費性能の面では負けることはないでしょう。こうやって意識しているせいか、新しいアルファードはどことなくエルグランドのデザインに似ているような気がします。
トヨタ アルファード関連ページ
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- マークXジオ
- トヨタのマークXジオは、ホンダのオデッセイ当たりのミニバンがライバルとなる、Lクラスとしては燃費の良い独特の存在感を持った車です。
- ヴェルファイア
- 圧倒的な存在感と広々とした空間を併せ持つのがトヨタのミニバンの頂点に君臨するヴェルファイアです。アルファードとは中身は同じで見た目のみが違う兄弟車です。ハイブリッドカーもあります。