ヴォクシー ハイブリッド
価格 | 293.1万円 〜305.5万円 |
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排気量 | 1,797cc |
カタログ燃費 | 23.8km/l |
定員 | 7人 |
スライドドア | リア両側 運転席側は電動(デュアルパワースライドドア)か手動かを選択可能 |
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メーカーサイト | http://toyota.jp/voxy/ |
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ヴォクシーハイブリッドのグレード構成
ハイブリッドモデルは上級グレード、標準グレードの2種類が用意されています。
定員は8人乗りはなく7人だけ、駆動方式も構造上4WDにできないハイブリッドは全てFFです。ドレスアップグレードはガソリンエンジンモデルにしかありません。ハイブリッドモデルにはZSグレードも用意がありません。
2014年2月にハイブリッドが登場
最初に販売されたのが2リッターエンジンを搭載するガソリンエンジンモデルで、遅れて2月に発売されたのがハイブリッドシステムを搭載した低燃費モデルである1.8Lのハイブリッドモデルです。
ハイブリッドモデルは、中型ミニバン初の本格的なハイブリッドモデルという事で発売前から非常に注目を浴びていました。
セレナは中型ミニバンで初めてハイブリッド化した車なのですが、そのS-HYBRIDをハイブリッドシステムと言っていいのか悩むところです。あまりにも簡素すぎて今回ヴォクシーに搭載された本格的なハイブリッドシステムであるTHS-IIとは比較にならないからです。2リッターのガソリンエンジンモデルを購入するのであればいいライバルとなるかもしれませんが、ヴォクシーのハイブリッドモデルを考えると、セレナとヴォクシーでは大きな違いがあります。
スタイル的にはキープコンセプトで、初代モデルから受け継いできた2段式のヘッドライトは今回も採用されています。
ヴォクシーハイブリッドの燃費とハイブリッドシステム
先代までは2リッターガソリンエンジンモデルしかなく、ライバルのセレナにも劣る13.6km/Lという一般的なものとなっていましたが、今回はプリウスのおさがりであるTHS-IIを搭載したおかげで、23.8km/Lという数値をたたき出したのです。これだけの数値をいい気に出すことができたのは、トヨタの優れたハイブリッドシステムの証明でしょう。燃費がよくなったためか、ガソリンタンクの容量も少し減り55リッターとなりましたが、それでも1回の燃料補給で計算上は1,300km以上走れることになります。
ファミリーミニバンの役目は、家族を快適に安全に目的地へ運ぶことで、それに伴って快適装備の充実や家計を助ける優れた燃費を持つことが必須の車です。今までこのような条件の中で唯一燃費面で不利になっていたのですが、2014年のフルモデルチェンジでハイブリッドシステムを得たおかげですべての中型ファミリーミニバンたる条件を獲得したことになります。
ヴォクシー・ノア兄弟の目玉装備であるハイブリッドシステム、燃費面でライバルから大きく引き離されてきたものを一気に取り返すかのように本格的なハイブリッドシステムです。とはいってもこのハイブリッドシステム、性能はいいので何の問題もないのですが、残念なのが、プリウスからそっくり移植されたという事です。
プリウスはヴォクシーと違って、小さなボディを持つ車ですので、その中でちゃんと搭載できるようにすべてがコンパクトに作られているのです。そのシステムをそっくりそのままボディの大きなヴォクシーに搭載するのではもったいないような気がするのです。ヴォクシーだったら持った大きなモーターを積むことができますし、バッテリーももっと大型にできたかもしれません。
ヴォクシーとヴォクシーハイブリッドどっちがいい?
同じヴォクシーでも今回はハイブリッドモデルと先代同様の2リッターガソリンエンジンモデルの2つのヴォクシーが作られました。
本来はハイブリッドモデルだけでも良かったのですが、ハイブリッドモデルの高額な価格設定では、買いやすさも1つの特徴となっている中型ミニバンでは通用しないだろうという事でガソリンエンジンモデルも発売されたという事らしいのです。
確かに今回のフルモデルチェンジの中心はハイブリッドモデルで、その燃費性能はガソリンエンジンモデルでは発揮することができないものです。しかし、車というものは燃費がすべてではなく、特にミニバンという車はキャビン内での快適性を強く求める車なのです。そういった面で考えるとハイブリッドモデルでなければならないという事ではなく、30万円以上の差額でキャビン内の快適性を上げるオプションなり、社外パーツなどを付けたほうがミニバンとしてはいいのではないでしょうか。
それにハイブリッドモデルにはないZSグレードもあって、まだまだガソリンエンジンモデルも捨てたものではありません。燃費だけで車を選ぶ人、ハイブリッドという言葉にあこがれている人はハイブリッドモデル、車の価値観をきちんと考えている方、車の楽しみを少しでも知っている方はガソリンエンジンモデルという事になるでしょう。
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